「最低賃金」ってなに?
最低賃金とは、法的に保障された“働いて受けとる賃金の最低額”で、時給で換算されます。
小さな商店や企業から大企業まで、事業の規模にかかわらず、すべての「労働者」に適用されるもので、パートやアルバイト、外国人労働者等も含まれます。
最低賃金には、都道府県ごとに定められた「地域別最低賃金」と、特定の産業に従事する人を対象に定められた「特定(産業別)最低賃金」の2種類があります。
「地域別最低賃金」は、パートやアルバイト、外国人労働者を含め、すべての労働者に適用され、基本的には、毎年改定されます。
「特定(産業別)最低賃金」は、どの産業に適用されるのかは都道府県によって異なります(詳しくは、都道府県労働局、または最寄りの労働基準監督署に問い合わせてください)。
「特定(産業別)最低賃金」と「地域別最低賃金」の両方の最低賃金が同時に適用される場合は、高い方の最低賃金額が適用されます。
また、最低賃金の金額以下で労働者を働かせた場合には、使用者は罰則の対象となります。
最低賃金の引き上げは、格差是正や貧困対策はもちろん、労働者全体の賃金の底上げにつながります。
ユニオンジャパンは、経済の好循環を確立するためにも、最低賃金の大幅な引き上げが不可欠であると考えています。